貸し会議室予約サービス「Spacee」が安い・簡単・設備バッチリだった

最近、複数人で集まって作業するのに貸し会議室を借りることが多い。

 

前まではカフェを使っていたのだが、コーヒー代は毎回200~300円取られるし、wi-fiはあってもコンセントがないところが多い。また、人数が多いと席も取りづらく、空いているカフェを探し回るだけで時間がかかってしまう。

 

前回の記事で紹介した大学生用のフリースペースは、一人で使う分にはよいのだが、複数人が集まると場所の都合上あまり便利でなかったりする。

 

そこで思いついたのが、貸し会議室を時間単位で借りるという方法だ。最初は貸し会議室を借りるのは敷居が高いと勝手に思っていたので敬遠していたのだが、試しに調べてみると最近流行りのシェアリングエコノミーを使ったいろいろなサービスが出てきた。

 

その中で、最近私が良く使っているサービスが「Spacee」である。使ってみて良い点が数多くあったので、今回は「Spacee」の使い方や特徴を説明しよう。

 

Spaceeは、スペースを貸したい人と、スペースを借りたい人をつなぐCtoCプラットフォームである。

 

部屋を貸したい人がSpaceeを通じて部屋を貸し出し、借りたい人が見つかればマージンをSpaceeに支払って残った分を報酬として受け取れる。

 

貸し借りするものがスペースなだけで、仕組みはUberとかAirbnbとかメルカリと同じシェアリングビジネスに分類される。

 

部屋を借りるにはまず会員登録が必要になるが、登録は1分で終わり、その後すぐに部屋を予約することができる。

 

部屋を探すときに検索機能を使って日時、時刻、使用時間、人数を入力すればその条件に合ったスペースだけを表示してくれるので、「せっかく良い部屋を見つけたのに希望する日にちに空いてなかった」ということにはならない。

 

予約が完了すると、予約完了メールが送られてきて、その後登録しているクレジットカードから料金が引き落とされる。

 

そして予約前日に再度確認メールが届き、あとは直接会議室に向かうだけである。入室するときは鍵がかかっておらず、帰るときもカギを閉めないので、セキュリティ面が不安化と最初は思ったが、内側からは鍵を閉めれるので特に問題はなかった。

 

ちなみに私は、都心の会議室を日曜の夕方に2時間取ることが多いのだが、その場合、1時間の料金が約900円で2時間1,800円になる。

 

これを10人とかで割るので、1人当たり200円前後で使用できる。

 

2時間で1人200円前後だと、カフェでやるのと変わらないと思うかもしれないが、10人などの大人数でやる場合、空いているカフェを見つけるまでに時間を要してしまうし、空いているカフェはコーヒーの値段が大体400円とか500円とかする。

 

一方、Spaceeで事前に会議室を予約しておけば、待ち時間が全くないから時間を無駄にすることがないうえ、どのような設備があるかを事前に知ることができる。

 

Wi-fiやコンセントなど、前もって必要な設備を確認しておいて、それに見合った部屋を選ぶことができるので、カフェに行ってよくある「この席コンセントないじゃん!!」ということにもならない。もちろんwi-fiの時間制限もない。

 

さらに貸し会議室のメリットを挙げるとすれば、室内が非常に清潔ということだ。

 

もちろんスペースによって異なるのだろうが、私が今まで使ってきた3つの部屋はすべて室内が清潔に保たれていて、暖房やトイレも完備していたため快適に利用することができた。

 

飲食店だと、テーブルがべたついていたり、入り口に近い席だと冷気が寒かったり、禁煙席でもタバコのにおいがしたり、席が空いていても作業時のコンディションが悪いことがしばしばある。

 

そのような悪条件を排除できるのも、貸し会議室を借りるメリットだと私は思う。

 

私が普段借りる日曜の夕方は最も高い時間帯なのだが、それでも10人で割れば2時間1人200円で使えるので、ピークをずらせばさらに安く借りれる。

 

平日なら土日の7割ぐらいの料金で借りれるところも多い。また、時間によっても料金が変わり、利用者が多い夕方が最も高く、深夜や早朝は1時間100円で借りれたりする。

 

だから複数人で作業するなら貸し会議室を借りるほうが圧倒的にお得なのだ。

 

前回紹介したフリースペースが学生専用だったのに対し、貸し会議室はもちろん老若男女誰でも借りれるので、社会人の方で作業に集中したい方にもおすすめできる。

 

まだ使ったことのない人は、ぜひ一度使ってみてはいかがだろうか。

 

通常は複数人で使うため、割り勘アプリとかと提携できたらさらに便利になりそうな予感がする。

 

毎回予約を取って後から現金で回収すると、小銭が重くなってしまうので、改善されればもっと使いやすくなるだろう。