なぜアルバイトをするのか考えよう

私は今アルバイトをしていない。

 

去年の冬に長期インターンを辞めてから、2か月間ほど働いていないことになる。

 

その間は、前の記事でも述べたように筋トレ、ブログ、プログラミングなど将来リターンが得られるものに投資している。

 

しかし、周りからはアルバイトをしたほうが良いという声をよく聞く。

 

私はそれを聞いて疑問に思うのだ。

 

確かに、お金を得るために何かをしなければならないと言うのはわかる。

 

しかし、アルバイトはお金を得るという目的を達成するための手段の一つに過ぎない。お金を稼ぐためにアルバイトをするしかないと考えている人は、メタ思考ができていないのだ。

 

今や、お金を稼ぐ手段は無数にある。

 

メルカリで不用品を売るでもよいし、Amazonで転売をしたり、クラウドソーシングで案件を受注しても良いし、アフィリエイトでも新しいビジネスを始めるでも良い。

 

しかし、ほとんどの大学生にとっては、お金を稼ぐにはアルバイトをするしかないという固定観念が浸透しすぎている。

 

私は現在、アルバイトはしていないが、様々な収入を合わせて月5万円ぐらいは稼げている。それも実際に要する時間は30時間ほどなので、通常の時給1,000円のバイトをするよりは割が良い。

 

ブログでの収益化はまだまだ先の話になりそうだが、収益化というよりはまずはPV数を増やすために100記事作ることを目標にしている。

 

そもそも、大学生はなぜそんなにアルバイトが好きなのだろうか。

 

アルバイトにやりがいを感じるという人もいなくはないだろうが、ほとんどの人はお金を稼ぐためにやっているだろう。

 

私も今まではアルバイトに精を出してきた大学生の一人で、これまで長期インターンも含めて7種類のアルバイトを経験した。お金を得るために働いていたので、アルバイトを選ぶ基準は時給の高さや家からの近さだった。

 

時給は誰でも一緒で、自分でなくても誰にでもできる業務だったので特にやりがいを感じることもなかった。特にスーパーのレジなどはたまにクレームがあるぐらいでほとんどがルーティン作業のため本当に退屈だった。

 

そして、早くシフトの時間が終わらないかと仕事中に時計とにらめっこする日々だった。

 

このような働き方に疑問を持ったのは大学2年の終わり頃だった。お金を稼ぐ以外の働く意味を探したくなって、長期インターンを始めた。

 

アルバイトと変わらず時給制ではあったが、仕事に対しての考え方はかなり変わった。

 

特に、時間がめちゃくちゃ貴重なものだということに気が付いた。

 

上司は自分の出勤時間を勘案してそれに見合った工数のタスクを振ってくる。早く終えれば評価も高くなりより大きい仕事を任せてもらえる。

 

一方、見込みよりも時間をかければ自分の評価は下がり、仕事も任せてもらえなくなる。

 

そこで初めて仕事のスピードを意識するようになった。1回で100%のクオリティーを目指すのではなく、60%のクオリティーでもよいからとにかく早めに上司のもとへ持っていき、壁打ちをする。

 

しかし上司は1日の予定がぎっしりと埋まっており、直接話せる時間は限られている。では、上司の空いている14:00~14:15の間にフィードバックを受けるために14:00までに6割のクオリティーまで仕上げようだとか、1日のスケジュールの組み方をすごく意識するようになった。

 

自分の1時間というリソースを1,000円で会社に売っていたことには変わりないのだが、それ以上に学ぶことが多かった。

 

別にアルバイトでも同じような経験ができるところもあるだろう。大事なのは、自分が何のためにアルバイトしているのかを考え直すことだと思う。

 

ここでアルバイトとして働くことで、自分は何が得られて、自分の目標にどのように近づけるのかを考え見ることはとても大事である。

 

目標から逆算したうえで、もっとこうしたほうが良いと思うところが出てきたら、社員から言われてないことでも自分からやるようになったり、具体的な行動に結びつけられたらなお良い。

 

それは社員に対しても好印象に移り、仕事を任せてもらえればもっと面白くなるかもしれない。

 

しかし、それは社員の機嫌を取るためにやるのではなく、あくまで自分の目的を達成するためにやるというスタンスが大事である。

 

就活では第一印象が大事と聞いたから、最初の「いらっしゃいませ」をいつもより大きい声で言ってみようとか、そんなことでもよい。

 

なぜそこで働くことが自分にとってプラスなのかを考えることで、残りの大学生活を有意義なものにしたい。