大学生のうちにしかできないことってなんだろう
最近、残りの大学生活でしかやれないことをやろうとぼんやり考えることが多い。
就活も一区切りつき、残りの大学生活は1年と2ヵ月弱だ。大学4年は授業もゼミしかないので卒論を書くぐらいである。
今はアルバイトも長期インターンもしていない。よって、自分の時間を100%コントロールできる状態にある。
まさに、1年2か月の自由な時間という、時間を資産と考える人にとっては喉から手が出るほど欲しいものを私は持っている。
しかし、いざその時間を手に入れてみると、途端に何をしてよいかわからなくなる。
- バイト
- 長期インターン
- 留学
- 旅行
- 世界一周
やろうと思えば大学生時代にやれることばかりだが、世界一周以外はもうすでにやってしまった。
留学は短期でしか行ったことないのだが、長期で行っても費用の割に得るものがないと思ってしまう。半年や1年の留学から帰ってきた友達も、帰国してからは英語を話す機会もなく英語力も衰えてしまっている。
英語力を鍛えるために留学に行くぐらいなら英会話教室に通うのだが、せっかく通っても実践で使わないと意味がない。
今まで海外には20回以上行ったが、海外は日本ほど治安も良くないし、アルコールの制限も厳しく路上で飲むことが法律で禁止されている国もある。それに食べ物や物価を考えたら日本にいるのが一番合理的な選択に思えてしまう。
ヨーロッパには行ったことがないので一度行ってみたいのだが、社会人になっても休暇で行こうと思えば行けるし、大学生のうちしかできないことではない。それにせっかくヨーロッパに行くなら、歴史や芸術をちゃんと勉強してから行きたい。
だから、今ヨーロッパに行くことは自分の快楽を満たすただの「消費」だと思ってしまう。
これは以前の記事で紹介した「消費」か「投資」かを考えることの弊害であるともいえる。確かに支出は激減したのだが、未知の経験との出会いを妨げてしまう側面もある。
以前は青春18きっぷを買ってフラッと1週間ぐらい日本をめぐるなんてことをしたが、今それをやろうとしたら一歩引いて考えるだろう。
そもそも今はバイトをしていないから経済的に余裕があるわけでもないのだが、バイトをして旅行行って楽しかったなあで終わる大学生活にもしたくない。
就活でOB訪問などをして大学時代にできなくて後悔していることなどを聞くことがあるが、帰ってくる答えは大体「長期インターン」か「海外旅行」である。
まあ言いたいことはわかるのだが、それは学生時代という貴重な時間を「消費」にあててしまったために将来の大半を時間労働に充てなくてはならなくなってしまっているともいえる。
逆に、今の大学時代を「投資」に充てれば、この1年ちょっとという時間と引き換えに将来莫大な時間を手に入れることができるかもしれない。
そう信じて、私が今続けていることは、「筋トレ」、「プログラミング」、「ブログ」の3つである。
これらはすべて将来への「投資」になると思ってやっている。この中で最も収益源になりそうなのはプログラミングで、フリーランスエンジニアとしてもう少しで仕事をもらえそうなところまで来ている。
けど、この3つを続けることは少し難しいんじゃないかとも思っている。
それは、言い訳に聞こえてしまうが周囲の影響が大きい。
一般的に就活が終わる6月や7月を過ぎたころから、海外旅行など残りの大学生活を謳歌するような投稿がSNSを埋め尽くすだろう。
自分はそれを見てどのように思うだろうか。やっぱり羨ましいと思い、自分も同じように行きたくなるのだろう。そうなったら、素直に行こうと思うが、それは今行っている「投資」を続けていることを条件にしたい。
海外に行っても、wi-fiがあればプログラミング案件を受注することもブログを書くこともできるし、筋トレだってできる。
これらはやる期間が長ければ長いほど積み重なっていくストック型の資産であり、続けることに意味がある。というか続けなければ今まで積み重ねてきたことが無駄になる。
そう自分に言い聞かせて、しばらくは自分の将来への「投資」に時間を当てようと思う。