スクリーンタイムで大切な時間を守ろう
iPhoneのスクリーンタイムという機能をご存知だろうか。
iOS11から新しく導入された機能で、自分が1日にスマホを使っている時間やアプリごとの使用時間がわかるものだ。
前々からスマホを使いすぎている実感はあったが、一日に何時間使っているかは測りづらかったので、とても重宝している機能である。
ちなみに、スクリーンタイムを使い始めたとき、1日の平均使用時間はなんと3時間45分だった。
しかもそのうちの約3時間はLINEやインスタグラムなどのSNSが占めていた。さすがにこれはまずいと思い、一日のSNSの閲覧時間を減らそうと決意した。
ちなみにスクリーンタイムは、使用時間がわかるだけでなく1日のアプリの使用時間を制限することもできる。
例えば、私は1日のSNSの合計使用時間を2時間に設定している。インスタとツイッターは今やっていないのだが、それでも2時間の通知がくることがある。使用時間を設定すると、制限時間の5分前に一度通知が来て、時間が来ると制限がかかる。
このとき、「15分後に再通知」、「今日は制限を無視」という選択肢もあるので、どうしても使う必要がある場合は制限時間を超えて使うこともできる。
しかし、どうしてもという場合を除いて延長はしないようにし、基本的には1日の2時間以内に収められるよう時間管理することを意識している。
このスクリーンタイムを使い始めてから、二つの良いことが起きた。
まず一つ目に、スマホを見る時間が減って自分の使える時間が増えたことである。以前は1日3時間半以上画面を見ていたのが、今では1時間半まで減らすことができた。使い方をよりシビアにすれば1日1時間ぐらいにまでは短縮できそうなので、徐々に減らしていこうと思う。
今まで時間がないと嘆いていたが、スマホを見ないと意外とやることがないことに気づく。時間を持て余すから、徒歩での移動中はラジオで経済ニュースを聞き、電車に乗っている時は本を読むようになった。
書籍代は前より高くなったのだが、読書は自分の中で投資的行動に分類しているので悪いことではない。
そして二つ目に、LINEのレスが格段に速くなった。
以前は「後で返せばいっか~」などと考えていたが、今では1日2時間の使用時間に抑えるため、メッセージは見たらその時にすぐ返す癖がついた。
これは意外と大事なことである。忙しい人ほどラインの返信が早いとはよく言われるが、これも同じ原理なのだと思う。多忙な人は溜まった仕事をすぐに解消しないとどんどんやることが溜まっていく。だから連絡が来たらその場ですぐに返す。
就活でOB訪問などをした時も、仕事ができるエリート社会人は返信が異常に早い(もちろん勤務時間中は除く)。
プライベートだけでなく、特にビジネスではレスの早さは相手との信頼にもかかわってくるので重要なことだと思った。
スクリーンタイムを使って自分なりのルールを設けることで、嫌でも時間の使い方を考えなければならなくなるので、まだ使っていない人はぜひ一度使ってみてほしい。
とはいえ、普段4時間スマホを見ている人がいきなり2時間にするといっても多分上手くいかない。自分の場合はTwitterとインスタグラムのアプリを消したことで大幅に時間を削減したが、それは難しいという人も多いだろう。
制限時間の通知が来ても「今日は制限を無視する」をいつも選んでしまっては結局意味がなくなる。
よって、最初は今の使用時間の8割ぐらいに目標を設定するのが良いのではないだろうか。それでも無理なら、最初は1日10分でも短くなれば良い。最初はつらいだろうが、1週間や1か月ごとに目標を立て、徐々に短くしていけば苦痛でもなくなる。
そうやって自分の大切な資産である時間を守らないと、満員電車でスマホを横持ちにしてゲームするサラリーマンみたいになってしまう。
ちなみにSNS制限のデメリットがあるとすれば、自分はTwitterとインスタグラムを消したことで、周囲の会話についていけなくなるということが起こった。
「○○この前海外行ってたよね~」とか、インスタグラムのストーリーに載っていたことを知っている前提で話が進められるのだ。
でも知っている体で話に乗っかれば全然問題ないし、それにももう慣れてしまった。
自分の時間を守ることで、ブログのような新しいことに挑戦することもできる。
スマホはほどほどにして有意義な週末をお過ごしください。