ふるさと納税を始めて食卓が10倍豊かになった話

今流行りのふるさと納税

 

親は「気になるけどやり方がわからない」とずっと言っていたので、自分で仕組みや返礼品制度を調べて去年から我が家でも利用し始めた。

 

結論から言うと、まだやってない人は今この瞬間から始めるべきだと断言できる。

 

私が使っているふるさと納税はこちら。掲載数も多く、ランキングで人気の返礼品などを探すこともできて使いやすい↓

www.satofull.jp

 

まずは、ふるさと納税の仕組みを簡単に説明しよう。

 

手続きなどは色々あるが、ふるさと納税を一言で表すと

 

「2000円と引き換えに複数の地場産品を手に入れられる制度」

 

である。

 

年収に応じて控除額が決まり、控除額を上限としてほかの自治体に寄付ができる。 寄付すると、自治体から返礼品が送られてくる。 寄付証明書も同時に送られてくる(またはpdfダウンロード)ので、それを使って確定申告で手続きをすると、1年間の寄付総額が翌年の所得税と住民税から控除される。

 

寄付はいくらでもできるが、翌年の税控除は控除額が上限となるので注意が必要である。 例えば、年収800万円の家庭では、控除額が約10万円となる。よって、10万円以内の寄付であれば、翌年の税金が10万円控除になる。 11万円寄付しても、控除額は10万円である。

 

では、返礼品の価値は寄付額の何割ぐらいになるのだろうか。

 

寄付額は1口1万円の自治体もあれば、50万円の自治体もある。 例えば、1万円の寄付でもらえる返礼品は以下のようなものがある。

  • 山形県河北町産「はえぬき」15kg
  • エビスビール350ml×24本
  • 特上うなぎ200g×3尾
  • 特盛九州産「豊優牛」切り落とし1.2kg
  • 老舗肉屋の特上ハンバーグ140g×10個

などなど。

 

返礼品は寄付額の3割に収めるようにと政府からの要望があるが、実際上のような返礼品を見ると5000〜6000円相当、5割以上のものもある。

 

年収800万円の家庭の場合、寄付額10万円に対して5〜6万円相当の返礼品が受け取れる。 2000円の手数料を引いても年間で約5万円の節税になる。 収入がより高い家庭では、納税額が高い分控除額も高く、5万円より多く節税することができる。

 

そしてこの節税は食生活を豊かにしてくれる。

 

我が家の場合、上記の返礼品に加え、サーロインステーキやズワイガニ、北海道産イクラなどを注文した。ふるさと納税のおかげで、毎日の食卓がめちゃくちゃ豪勢になった。

 

我が家では昨年の9月ごろからふるさと納税を始めたため、12月までの4か月間で1年分の注文をしたこともあって、返礼品の消費が追い付かないという事態に陥っている。

 

ふりかけの代わりにイクラをかけ、焼き魚の代わりにウナギを食べるみたいな夢みたいな生活を送れている。週末で家族そろって食事をするときはカニ鍋かステーキを食べる。お米も2万円の寄付で30キロ注文したので、半年分の主食代が浮いている状態である。

 

もちろんタダでもらってるわけではなく、払っている税金の一部が形を変えて返ってきただけなのだが、なんだかとてもうれしい気持ちになる。逆に言えば、普段目に見えない税金を払いすぎていることに気づいていないことは問題である。

 

ふるさと納税を知らなければ、こんなに毎日の食事が楽しみになることはなかっただろう。

 

今回のふるさと納税のように、税金について知っているだけで得をすることは多い。 個人型確定拠出年金(iDeCo)や少額投資非課税制度のNISAなどもそうである。これについてはまた別の記事で紹介したい。

 

しかし、多くの社会人、特にサラリーマンは税金について詳しく理解していない。なぜなら彼らは源泉徴収によって税金が給料から天引きされており、普段はなんの手続きもする必要がないからだ。税金が引かれていることはなんとなく知っていても、納税額を減らすことについては無頓着である場合が多い。

 

知っている人はそれだけで得をし、知らない人は損していることにすら気づかない。 税金についてはもっと勉強しないといけないなと、返礼品のカニを食べながらふと思った。