『金持ち父さん貧乏父さん』を大学生の視点から読んだ感想
少し前、巷で有名になった本『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで自分なりに感じたことをまとめようと思う。
まず、登場人物は主に以下の4人である。
- 主人公=ロバートキヨサキ
- マイク=友達
- 貧乏父さん=ロバートキヨサキの父
- 金持ち父さん=友達マイクの父
本作は、お金に対して正反対の考えを持つ金持ち父さんと貧乏父さん、2人の父親を見て育つロバートの物語である。
基本的に、私たちが普段生活していて触れる常識は貧乏父さんの考えに近い。 例えば、「良い会社に入るために一生懸命勉強すべきである」「金への執着は悪である」「マイホームは最大の資産である」「給料から税金が引かれ残った分を使うことができる」などである。
どれも耳にしたことがあり、多くの人が当たり前だと思ってきたことではないだろうか。 しかし、金持ち父さんの考えは対称的である。
例えば、「良い会社を買うために一生懸命勉強すべきである」「金への執着は良いことである」「マイホームは負債である」「収益から経費を使い、残った分から税金を引くことができる」などである。
本作では上記のことについて子供でもわかるように例を用いてわかりやすく書いてある。
特に、私が印象に残ったのは以下の言葉である。 「中流以下の人は資産だと思って負債を買う」
貧乏父さんは、資産と負債の違いがわかっていないために、お金をかけてガラクタを集めてしまうということである。マイホームや車がこれに当たる。
資産と負債について正しく理解するためには、貸借対照表や損益計算書を理解する必要があり、これについては別記事で詳しくまとめようと思う。
確かに、現代の資本主義において経済合理性を考えれば後者金持ち父さんの主張が正しいことは間違いない。
しかし、私はこのことを誰にも教わってこなかった。親や先生もお金のことを詳しく教えてくれることはなかった。親が起業家や優れた個人事業主である場合を除き、ほとんどの家庭ではお金に関する教育をほとんどしていないだろう。
よって私たち学生も、自ら情報を取りに行く姿勢、関わるコミュニティの大切さを改めて実感させられた。学生にとっての最良の教育は、ビジネスを自分で回すことなのかもしれない。
お金に対する見方を変えてくれ、本ブログを始めたきっかけになった本だったので、最初の投稿で紹介させていただいた。 まだ読んでない方は是非読んでみてほしい。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
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